スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

『物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代』 

『物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代』(中公新書)
著者:岩根圀和
発行年:2002年
発行所:中央公論新社


スペイン史の中で興味深い大きな事件を取り上げた、物語形式の本です。
章題は次の通りです。

第一章 スペイン・イスラムの誕生
第二章 国土回復運動
第三章 レパント海戦
第四章 捕虜となったセルバンテス
第五章 スペイン無敵艦隊
第六章 現代のスペイン




レパントの海戦に注目して、第三章と第四章を取り上げます。

レパント海戦は、昼前に始まり夕方には勝敗は決していました。
この本には、時間経過に伴う図が5枚掲載されていて、
どの陣営がどんな動きをしていたか、ということがとても分かりやすいです。

後に『ドン・キホーテ』を書き上げる若き日のミゲル・デ・セルバンテスも
一兵卒として参加していました。
レパント海戦で左腕負傷するも生き残りますが、
この後イスラム海賊に捕らえられて、アルジェで5年間の捕虜生活を送ります。
海戦で名誉の負傷をし、捕虜生活を生き延びた英雄なのだから、
祖国に帰ればさぞ歓喜の声で迎えられるだろうと思いきや、現実はそうではなかった・・・。
哀愁漂います。

レパント海戦神聖同盟軍総司令官、ドン・フアン・デ・アウストリアについて。
スペイン王カルロス1世とドイツ人女性、バルバラ・ブルンバーガーとの間に生まれました。
この母上、どうも素性が定かではなく、ドン・フアンの生まれた年や場所もハッキリしません。
この母上に対する扱いに、息子ドン・フアンやスペイン重臣達は、だいぶ苦労したようです。
レパント海戦前にはスペイン以外ではほぼ無名なドン・ファンでした。
しかし、(父親に似ておらず)見目麗しく、若々しく、高貴さに溢れていて、
周囲の皆さんはすっかり魅了され、艦隊の前途に大いなる希望を抱いたそうな。
レパントに勝利し前途有望と思いきや、
1578年10月に発疹チフスと持病とが原因で亡くなります。享年33歳(もしくは31歳)。
ちなみに持病というのは、痔疾だったそうな。

って、死に至る病だったんかー…。そりゃつらかろう…。

[ 2006/11/09 11:06 ] [DOL関連]書籍 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://viaje.blog14.fc2.com/tb.php/318-2d6516ab


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。