スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

『レパントの海戦』 

『レパントの海戦』
著者:塩野七生
刊行:1987年新潮社,1991年新潮文庫


概要。
1571年10月7日、ギリシャ西岸レパント沖での海戦。
レパントの海戦や、海戦前後の国家間の駆引きを、主にヴェネツィア視点で描いています。




以下、内容を詳しく。

レパントの海戦は、「最後」という意味合いを複数持った戦闘だった。
 ■地中海が歴史の舞台であり続けた長い時代の最後を飾った戦闘
 ■ガレー船が主人公をつとめた最大で最後の戦闘
 ■十字架を先頭にして戦われた最後の戦闘

神聖同盟軍について。
スペイン・ヴェネツィア・法王庁・小国が幾つか。
スペイン王国とヴェネツィア共和国は仲が良いという訳ではない。
スペイン側とヴェネツィア側が互いの主張を譲らず険悪な雰囲気だったが、
海戦直前にファマゴスタ陥落の一報を受け、心をひとつにして海戦に臨む。

オスマン海軍について。
オスマンは海軍を持つ伝統がないので、イスラム教徒の海賊たちに頼っていた。
海賊の頭目を、海賊の巣窟として有名だった
アレキサンドリア・チュニス・アルジェなどの総督やパシャに任命し、
代償として海戦の度に召集していた。

洋上戦について。
当時はガレー船同士の戦いで、接近して白兵。陸戦となんら変わりない。
その中にヴェネツィアはガレアッツァと呼ばれる砲撃を主目的とする船を投入する。
動きが鈍く開戦直後のみの活躍ではあったが、
大砲の威力は強力だということを目の当たりにさせる船だ。

キリスト教諸国(神聖同盟)vs.オスマンの対決は、キリスト側の勝利で終わった。
実質面ではさほど戦果は得られなかったが、
無敵のオスマンを打ち破ったという精神面の影響が大きかった。



読んだ感想。

神聖同盟側は、海戦の時だけ運良くまとまった! という印象です。
グタグタした様子がよく描写されてました。
登場人物は多く、人物紹介で留まった方々が結構いました。
一人一人の内面描写すると、まとまり切らないだろうなぁ。



DOLと関連しての感想。

先日、ライブイベントでレパントの海戦がありましたが、
「ガレー船に乗ることが参加条件」とかだと史実に近づけたかも。
んで砲撃出来るのはガレアスのみとか。
ま、ゲームだし、オスマン側もバンバン砲撃してましたね。

NPCとしてリグリア海やティレニア海やアドリア海を航行している方々が、多数登場してました。

特に興味深い人物は、ウルグ・アリ です。
彼は南イタリア生まれで、本名はジョバンニ・ガレーニ。
少年時代に海賊にさらわれてガレー船奴隷として従事した後、
キリスト教からイスラム教に改宗し、海賊に転じました。
オスマン帝国で重用され、海軍総司令官にまで上り詰めたとのこと。
波乱万丈な人生を送られたようです。

[ 2006/11/08 22:36 ] [DOL関連]書籍 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://viaje.blog14.fc2.com/tb.php/317-33f7ed67


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。