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『アメリゴ・ヴェスプッチ』 

『アメリゴ・ヴェスプッチ 謎の航海者の軌跡』中公新書1126
著者:色摩力夫
発行年:1993年
発行所:中央公論社


「アメリカ」命名の由来となった、アメリゴ・ヴェスプッチについての本です。
アメリゴというのは航海一筋の人物かとなんとなく思っていたのですが、
そうではなかったとのこと。
アメリゴという人物に非常に興味を持てるようになった本です。


以下、本書の内容について大まかに。



【アメリゴの生い立ち】
1454-1512 フィレンツェ生まれ。
教養・外交などの教育を受ける。
当時フィレンツェを支配していたメディチ家と交流有り。

1491年セビリアへ向かう。以後フィレンツェには戻らず。
メディチ家はセビリアに支店を置いておらず、代理店に貿易業務を委託していた。
アメリゴはこの業務を取り仕切ることになった。
この頃コロンブスと交友関係が生まれ、コロンブスへの援助を行っていたと考えられる。

アメリゴ43歳にして航海者となる。
スペインのフェルナンド王の指名。おそらく天文地理学の素養を認められたから。

アメリゴは都合四回航海しているとされる。
※別枠で詳細。

1505年カスティーリャ国籍を取得。
1508年、スペインの初代航海士総監となる。
航海士の「免許制」と訓練所の導入、「王立地図台帳」製作。

【アメリゴの航海】
第一航海(1497-1498) 中米、メキシコ湾、北米大陸東岸の一部
第ニ航海(1499-1500) ブラジル北岸、カリブ海
第三航海(1501-1502) 南米大陸東岸南緯50度まで
第四航海(1503-1504) 北米大陸東岸北部

【何故「アメリカ」となったのか】
1507年春、『コスモグラフィエ・イントロドゥクティオ』(世界地理入門)が、
ロレーヌ地方のサン・ディエ修道院より出版される。
その中で、新たに発見された大陸を、アメリゴにあやかって「アメリカ」と命名している。
その年のうちに7,000部が出版となったベストセラー。

サン・ディエの地理学者たちが、アメリゴを新世界の発見者と認めたのは、
従来まったく未知であった新しい大陸が「新世界」である、と
合理的な推論で初めて気が付いた人物がアメリゴだったからである。

「アメリカ」の呼称を打ち出したことについてアメリゴに責任はなく、
そもそもこの本の存在自体に生涯気が付かなかった節がある。

【アメリゴに対する疑惑】
アメリゴの航海は、スペインもしくはポルトガルの国王の依頼にもかかわらず、
公式の記録が何故か残っていない。
アメリゴ自身がフィレンツェの執政者に宛てた私的な文書でしか確認できない。
これら文書の真贋も含めて、四回の航海ともしばしば疑問に付せられている。

[ 2006/06/30 20:26 ] [DOL関連]書籍 | TB(0) | CM(0)

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